猫は本能的に自分の体が濡れるのをきらう動物なので、猫にシャンプーってあまりイメージできない飼い主さんも多いのではないでしょうか。
でも、シャンプーは体についたアトピー性皮膚炎の原因になるアレルゲン物質を洗い流してくれる効果もあるため猫にもいいし、猫アレルギーになってしまった飼い主さんや家族のための猫アレルギー防止にもいいのです。
そこで今回は子猫にシャンプーする本当の理由と正しいやり方の手順をご紹介したいと思います。
目次
猫にシャンプーは必要ありません。でも…
実は猫は本能的に体が濡れるのをきらう動物なのでシャンプーはほとんどしないという飼い主さんが多いようです。
猫は自分でからだをキレイにするので基本的にはブラッシングをしてあげればシャンプーをする必要は無いのです。
ただ、飼い主さんや家族に猫アレルギーがある場合や子猫にアトピー性皮膚炎がある場合、シャンプーには猫の体についたアレルゲン物質を洗い流す効果があるため週に1回はシャンプーをしてあげられるといいですね。
それから体が濡れるのをいやがるといっても、子猫のときからシャンプーをすれば、猫にとってシャンプーが当たり前の習慣になるので猫にとっても飼い主さんにとっても子猫のときからシャンプーをするのはお互いにチャンスではないでしょうか。
もし猫にアレルギーがある方はこちらも参考にしてみてください!
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子猫のシャンプーの正しいやり方を説明します
それでは今から子猫のシャンプーの正しいやり方をご説明します。
シャンプーの準備
・お湯の温度
お湯の温度を確認しましょう。
人間だと少しぬるいなと感じるくらいが猫にとって丁度いいといわれていますので、お湯の温度は35度~38度程度がいいでしょう。
・ブラッシング
シャンプーをする前にブラッシングをします。
これはあらかじめ抜け毛の除去やからまった毛をほどくために行うものです。
シャンプー前にブラッシングをすることで汚れをおとしやすくすることができます。
猫用のおすすめシャンプーはこちら
シャワーの使い方
子猫の体のすみずみまで濡れるように丁寧にシャワーをかけます。
毛だけでなく皮膚にもしっかりとお湯がいきわたるようにしましょう。
子猫がおどろかないように、シッポや足の先から徐々にシャワーをしながら顔に近づけていきましょう。
猫の洗い方
猫用のシャンプーをつかいます。
シャンプーは原液を2倍くらいに薄めてつかうといいでしょう。
シャンプーはシャワーのときと同じようにシッポや足から洗いはじめて徐々に顔に近づけるようにします。シャンプーは毛と皮膚についた汚れをしっかり洗い流すイメージです。
・リンスは必要ですか?
静電気の防止にリンスは有効なので、静電気が気になっている飼い主さんにはおすすめです。
リンスも猫専用を薄めてつかいます。リンスが終わったらシャンプーと同じようにしっかりと洗い流してください。
・人間のシャンプーは使える?
猫には人間のシャンプーは刺激が強いのでつかわないようにして、猫専用をつかってください。
リンスも猫専用にしてください。
シャンプーの頻度の目安はどのくらいいい?
シャンプーの回数ですが、多いときは週に1回程度で少ないときは月に1~2回が目安です。
飼い主さんや家族が猫アレルギーの場合や子猫がアトピー性皮膚炎の場合は週1回はシャンプーしてあげるのがいいかもしれません。
アトピー性皮膚炎の猫につかうシャンプーやリンスは保湿性のあるものを選ぶようにしてください。
ドライヤーの方法
猫の毛は上毛と下毛の二重構造になっているのをご存知でしょうか。
この二重構造のために猫の毛はとても乾きにくくなっています。
ですからドライヤーの温度は低温に設定して後ろから毛をかき分けながら、毛の根元に風をあてるようにして乾かしましょう。
このとき、ドライヤーの音に子猫がおどろかないように、注意してくださいね。
まとめ
猫の皮膚はとてもデリケート。
刺激のつよいシャンプーはつかわずに刺激の弱いシャンプーをつかうようにしましょう。
たとえば合成界面活性剤をつかっていない植物由来成分の低刺激のシャンプーなどがいいですね。
それから飼い主さんの好みで香り付きのシャンプーを選びたくなることがあるかもしれませんが、ニオイは猫のストレスになるときがあるので、できれば無香料がいいです。
基本的にシャンプーは必要ないといわれる猫ですが、清潔な毎日をおくるためにも子猫のときからシャンプーを習慣づけるようにしてあげるといいですね。
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