3月5日の現在、香港で新型コロナウイルスが飼っているペットの犬への感染があったことを公表しました。(3月3日付け)前回の記事ではまだ世界でペットへの感染報告はなかったですが、ついにペットへの犬の感染が報告されました。
現時点でわかっていることなど、まだまだ情報は少ないですが、まとめて見ましたのでご参考ください。
前回の2020年2月26日付けの記事はこちら
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目次
香港で新型コロナウイルスがペットの犬に感染
3月5日のYahooニュースの記事によると、香港で新型コロナウイルスに感染していた患者のペットの犬が新型コロナウイルスに感染したことを確認し、公表しました。
感染した犬は60代女性の感染患者が飼っていたポメラニアンで、先月28日に動物センターに隔離され、以降、新型コロナウイルスの検査で複数回にわたり「弱陽性」反応が出ていたとのことです。
記事では香港漁農自然護理署(AFCD)によると、数回の検査により犬が「低レベルの感染」をしていることが示された。大学や国際獣疫事務局(OIE)の専門家らは「ヒトから動物への感染例の可能性が高い」ことで一致したとのことです。
香港では今回のポメラニアンと他の犬1匹が現在感染の確認があり、感染した2匹は14日間の隔離をし、現状を見守っているとのこです。
参考
Yahooニュース記事(3/5)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200305-00000002-jij_afp-int
新型コロナウイルスに感染した犬の症状は?
香港で感染した犬の現時点での症状はいまのところ、新型コロナウイルスによる症状はまったく出ていないとのことです。
こちらについては今後どのような症状が出てくるのか、随時、情報を確認しておいたほうが良さそうですね。
ペットへの感染経路は?
前回の記事で東京都獣医師会で理事を務める中川清志獣医師はいまのところ人からペットへの感染は可能性が少ないとしていましたが、実際に香港で感染患者が飼っているペットが感染したことを考えると感染患者の人からペット、犬へと感染した可能性が大きいです。
このことについて香港の大学や国際獣疫事務局(OIE)の専門家は「ヒトから動物への感染例の可能性が高い」としています。
この事例を考えるとこの日本でもまだペットへの感染報告はありませんが、感染する可能性があるということです。新型コロナウイルスに感染している方のペットなども十分に注意する必要がありそうですね。
現時点では人から犬への感染の可能性は高いとのことでしたが、犬から人への感染はまだ報告、情報がありません。また犬から犬への感染も十分にあるかと思いますので人だけでなく、ペットにも十分に気をつけることが必要になってきそうですね。
まだ慌てる段階ではない?
今回の香港での犬への感染報道をうけて東京都獣医師会の理事を務める中川清志獣医師は
「この段階では、慌てることではありません。香港の発表では、犬の鼻と口の粘膜に、たまたま付着した新型コロナウイルスを検出してしまった可能性がある。犬の体内でウイルスが増殖したのか確定されていない以上、“犬も感染する”とは言えません」
と言っています。
たしかにまだ慌てる段階ではありませんので、飼い主さんは冷静な行動をお願いします。今後の情報によってもう少し具体的になるかもしれませんので日々の最新情報を注意しましょう。
参考
Yahooニュース記事 「香港で犬から新型コロナウイルス検出、獣医師の反応は?」(3/5)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200229-00010011-flash-peo
もし飼い主さんが新型コロナウイルスに感染してしまったら
感染患者さんからペットへの感染の可能性が高いとのことでしたので、ペットへの配慮も十分に気をつける必要があります。
もし飼い主さんが新型コロナウイルスに感染してしまったら、飼い主さんはペットへの感染も頭に入れておく必要があります。当人だけでなくペットもむやみに外へ出したり、知らない人と触れ合うような行為はさけるべきでしょう。
またペットへのお世話ができなくなり、誰かにお願いする場合に注意したいのがペットの毛、ペットのクッション、毛布、ペット用品のまわりにウイルスが付着している可能性があり、ここから人へ感染をしてしまうということです。
ですので、しっかりと洗って、消毒をしてからペットを預けるようにしましょう。飼い主さんもしっかりとマスクとグローブをつけてペットにウイルスを付着させないように十分に気をつけましょう。
いまのところ、飼い主さんが新型コロナウイルスに感染したら、またその可能性がある場合には、同時にペットたちも感染している可能性があるということを覚えておきましょう。そして、外出はさけ2週間程度しっかりと自宅などで安静にし、ほかの人、犬、ペットたちへの感染を防ぎましょう。
不安な方はお近くの保健所、動物病院などに行くのではなく、電話で連絡して相談してみてください。
まとめ
前回の記事の段階ではまだペットへの感染報告はありませんでした。日々、こくこくと状況も変わっています。一番はつねに最新情報を確認しておき対策をしておくことです。
今後は人から犬だけでなく、犬から犬へ、犬から人へ、またはそのほかの動物たちへの感染も増えるかもしれません。デマ情報に騙されず、一つだけの情報ではなくさまざまなところから情報を得て、最新の状況を確認していきましょう。
参考
Yahooニュース記事(3/5)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200305-00000002-jij_afp-int
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